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Medical guidance

緊急避妊薬について

緊急避妊薬とは

アフターピル、性交後避妊とも言います。
避妊をしなかった/できなかった、コンドームが途中で外れた/破れた、レイプ被害にあった等の状況で性交後に服用する避妊薬のことです。
性交後72時間以内に服用する必要があり、避妊阻止率は85~95%程度と言われています。72~120時間以内で服用することもできますが、避妊阻止率は低下します。(63%程度と言われています。)
排卵を遅らせる、子宮内膜を変化させる、という作用で避妊効果があるため、緊急避妊薬服用後の性交によって妊娠することがあります。
軽い吐き気、眠気、頭痛などの副作用がみられることがありますが、24時間以上は続きません。
服用後、3日から3週間で性器出血がみられれば、妊娠は避けられたと考えられます。
避妊率は100%ではないので、3週間以内に出血がなかった、出血はあったが次の月経が来ない、つわりのような症状があるなど不安なことががあれば産婦人科に受診することをお勧めします。

当院での処方

レボノルゲストレル錠を1錠、医師の目の前で内服してもらいます。

レボノルゲストレル錠 金 額
平日日中(9時~17時) 5,000円
土日祝終日と平日夜間(17時~翌9時) 15,000円

いずれも初診・再診料、処方料が含まれています。

緊急避妊後の避妊

緊急避妊薬は、毎日飲むタイプの避妊薬に比べて、避妊率は低いので、今後の避妊については毎日飲むタイプの避妊用ピルを検討することもひとつの方法です。
避妊用ピルは、月経痛や月経前緊張症(PMS)を軽くしたり月経血量を少なくしたりする効果もあります。
また、子宮内避妊具も避妊には有効です。当院では、避妊用ピル及び子宮内避妊具の取り扱いもしていますので、ぜひご相談ください。
※性感染症予防も考えると、避妊用ピルあるいは子宮内避妊具を使っていてもコンドームを併用することはお勧めです。